1953-07-30 第16回国会 参議院 運輸委員会 第21号
これは旧憲法時代でございますけれども、航路統制法というのがございまして、私が立案したのですが、そのときにも、そのときですらこれは或る航路をやめろとかいうような処分をするのには官民の専門家を集めて、そうしてその委員会に付議してその決定を得なければそういう行政処分はできないということにしてあつたのです。
これは旧憲法時代でございますけれども、航路統制法というのがございまして、私が立案したのですが、そのときにも、そのときですらこれは或る航路をやめろとかいうような処分をするのには官民の専門家を集めて、そうしてその委員会に付議してその決定を得なければそういう行政処分はできないということにしてあつたのです。
これは大臣御承知であろうと思いますけれども、航路統制法なんかこしらえましたのは、これは昭和十一年だと思います。或る会社が白蘭会商をやつておつて、その場合にどうしても非常に何と申しますか、当時いわゆる国粋主義的な行動があるもので、海運の会商にもそれが反映して、どうしても妥結しないというので、その航路に割込を禁止する意味で航路統制法というものができたわけであります。